皆さんご存知第一三共のロキソニンで最強クレーマー出現の様子をツイートしてみたところ。思わぬ反応がありました。
お店の状況としては、薬剤師がいるお店だが、時間帯によっては薬剤師が不在のケースがあるパターンです。(だいたいのお店はそんな感じでは?)
丁度夕方6時過ぎだっただろうか?薬剤師が帰った後に、そのお客がやってきた。
40代ぐらいのおっさんだろうか、イカツイ感じの人。
客「おい!ロキソニンくれや!」
私「申し訳ございません、只今薬剤師が不在の為、ロキソニンの販売ができないんです。」
ここでお客さんキレる。
客「はぁ?だったら電話して薬剤師呼べや!タクシー代も出したるからつれてこいよ!俺は痛みはよ抑えたいねん!毎回ここで買ってるから販売しろや!」
一度、バックに引くも、話が通じる相手ではないので、店長登場!
法的処置によって、なんとか場が落ち着きました。
今のお店ではないですが、地域柄というのもあるかもしれませんが、
そういう客がたくさんいる地域でもありました。
高圧的に態度でオラオラ言って無理やりでも販売させようとしてきます。
法律上、「薬剤師がいないと販売してはいけない。」というルールは絶対なので、
くれぐれも登録販売者だけの状況や、無資格者だけの状況で第一類の医薬品などの販売を行わないようにして下さい。
薬剤師しか販売できない医薬品は?
こちらのツイートにもバズの気配がありますが、登録販売者含め、ドラッグストアで働く従業員からのお願いです。
登録販売者制度ができてから、医薬品の分類区分【リスク区分】が出来て、薬剤師のみしか販売できない医薬品があります。
ただ、登録販売者制度が出来てから10年以上たちましたが、いまだに薬剤師がいないと販売できない医薬品があるという事を知らない人もいます。
ドラッグストアスタッフが出来る事
薬剤師が不在の時は、第一類医薬品や要指導医薬品は販売できない事を、まずはお客様にお詫びしてから説明して下さい。
その上で、他の医薬品や、他の薬剤師がいる店舗を紹介したりしてください。
もしくは、自分のお店で薬剤師が出勤の日にちや時間をお伝えください。
1人1人丁寧に対応する事で、薬剤師しか販売できない医薬品があることを理解してもらうしかありません。
薬剤師しか販売できない医薬品を少し紹介
大正製薬「リアップX5」

「大正製薬のリアップX5」こちらは薬剤師しか販売できません。使い方が他の育毛剤と違う点や、副作用のリスク、持病を持っている方など、薬剤師はお客様の状況をしっかり把握して販売しています。
第一三共「ロキソニンS」

市販されている鎮痛薬で、最も痛みを取ってくれる解熱鎮痛薬として有名。病院でも処方されることが多々あります。ただ使用状況下においてのリスクなどもありますので、薬剤師の指導の下服用されることをお勧めします。
ガスター10

胃薬の中でも、胃酸を止めてしまう医薬品です。使い方を間違えと大変な目に合う場合もありますので、使用上の用法容量を必ず守って服用すること。
排卵検査薬

排卵日を調べるのに必要な医薬品です。もともと調剤薬局などで取り扱いがありましたが、OTCでも取り扱いが出来るようになり、テレビのCMなどでも見かけることが多くなりました。妊娠検査薬との違いなども薬剤師から説明を受けるといいでしょう。
ヘルペシア

ヘルペスが再発した時用の医薬品です。自己判断でヘルペスと判断した場合は販売できません。必ず一度は医者に行ってヘルペスと診断された方は販売可能です。
まとめ
以上、いくつか薬剤師しか販売できない医薬品を紹介してきましたが、他にもたくさんあります。
禁煙パッチ、バポナ、ロキソニンテープ、カンジタ錠など
気になる方は、お近くのドラッグストア(薬剤師在中店)に行ってみては?