(3月4月)【花粉症対策】

蓄膿症(副鼻腔炎)におすすめの市販薬は?

蓄膿症(ちくのうしょう)、別名は副鼻腔炎(ふくびくうえん)になった事がある人は年々増えているようです。蓄膿症と言えば小林製薬の宣伝でもおなじみのチクナインなどのCMが有名で、膿がたまってどろっとした鼻水が出る、ニオイがわかるなどの特徴があります。今回はドラッグストアで売っている漢方薬を中心に紹介していきたいと思います。

蓄膿症になる原因は?

ドラッグストアに努めていると蓄膿症と訴える人がたびたび訪れます。しかし、数年前と比べると多くなった気がします。それは何故か?原因はいろいろあると思いますが、考えられる原因の一つとして風邪の悪化が考えられます。最初は風邪の症状がひどく、のどの痛みや、熱や咳や痰といった症状が出ていたが、気付いたら黄色い鼻水が出て、ティッシュで鼻をかんでもかんでも出てくるという無限ループ状態に陥ります。そこで気付く方が多いですが、蓄膿症の可能性が高いです。自己判断で蓄膿症と判断するのは良くないですが、病院でもそう診断されることが多いでしょう。

では、なぜ風邪の症状が進行して蓄膿症になってしまったのか?

原因は今飲んでいる風邪薬に原因があるかもしれません。

え?となる方も多いと思いますが、市販薬の総合感冒薬には、熱、のど、はな、せきなどすべての症状に対応しているケースが多いです。病院の先生が出すお薬は症状症状に合わせて処方箋を書いてくれます。要するに出ている症状に対してのお薬しか出してくれません。しかし総合感冒薬というのは今出ている症状とは全く関係のない症状までも押さえてしまいます。

例えば、熱がないのに熱を下げる成分が入っている(アセトアミノフェン、イブプロフェンなど)

人間熱を放出するということは、体温を温めて、免疫力を高めようとしている生理作用なのです。しかし熱が高熱でしんどい場合にこれらの成分は力を発揮して熱を下げてくれます。そうする事でしんどさから解放されます。熱のない状態で服用するとさらに熱を下げてしまうので、免疫力を下げることにもなります。

鼻水を抑える成分も同様、水分を止めてしまうお薬ですので、鼻の奥も水分が止まると乾燥してしまいます。鼻の奥は常に湿った状態が普通ですので、乾燥した状態が続くと細菌が増えたり、乾燥が原因で炎症が起こると膿んでしまったりします。それが蓄膿症(副鼻腔炎)とつながります。

副鼻腔炎になってしまった時の市販薬は?

ドラッグストアで販売されている蓄膿症に対するお薬はいくつかあります。そのうちの2つを今回紹介いたします。私自身も年に一度は蓄膿症になりますが、その時によく飲むお薬があります。

●葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)●という漢方薬です。こちらは漢方薬になりますので食膳に飲むお薬になりますが、「葛根湯+しんい+せんきゅう」という構成になっています。鼻づまり、副鼻腔炎などに用いられる漢方薬として有名です。

【配合生薬】
葛根(カッコン)、大棗(タイソウ)、麻黄(マオウ)、甘草(カンゾウ)、桂皮(ケイヒ)、シャク薬(シャクヤク)、辛夷(シンイ)、川芎(センキュウ)、生姜(ショウキョウ)

●辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)●という漢方薬です。一般市販薬として有名な商品は小林製薬から出ている「チクナイン」が有名です。

【配合生薬】 石膏(セッコウ)、 麦門冬(バクモンドウ)、 黄芩(オウゴン)、 山梔子(サンシシ)、 知母(チモ)、 百合(ビャクゴウ)、辛夷(シンイ)、 枇杷葉(ビワヨウ)、 升麻(ショウマ)

蓄膿症がひどくなる前に

蓄膿症が症状が進行すると、鼻水だけでなく、頭痛や吐き気などの症状も伴うことがあります。症状がつらい。生活に支障がでる。と感じた方はすぐにでも病院でお医者さんに診てもらうようにしてください。病院では適切な処置をしてくれます。(消毒や、塗布剤や、吸引など)鼻の奥にたまった膿は鼻をかむだけでは取れきれません。病院で専用の吸出し器で綺麗に吸い出してもらったり、洗浄してもらうことですっきりします。症状がひどい場合はそちらがおすすめです。

まとめ

蓄膿症で苦しむのはとても辛いです。ひどくなる前に病院をお勧めします。また蓄膿症は風邪から進展する場合が多いので、風邪薬も慎重に選びましょう。鼻を抑える成分がきついものばかりを飲んでいると蓄膿症になる可能性も高くなります。また、2月3月などの花粉症やアレルギーシーズンでは鼻炎薬を多用する人も増えます。むやみに強い鼻炎薬を連用すると蓄膿症に発展する可能性があるので、作用と副作用をしっかり理解して服用するようにしてください。